

26歳で初めての妊娠。"子供ができたら仕事を辞める"これは私の中では当たり前のことであり、アドバを退職することに何の迷いもありませんでした。その後、29歳で2人目を出産。2歳と0歳の目の離せないカワイイ子供たちの世話に明け暮れる日々は、私にとって夢にまでみた充実した時間でした。 そんな楽しい日々を過ごしていた私でしたが、2人目の子供が3歳になって手がかからなくなってきた頃から、少しずつ気持ちに変化が訪れたのです。 その想いをアドバの元同僚に話すと、共感し勧めてくれたのが"フレキシブル社員制度"。週30時間の実働でタイムカードは自己申告、出社義務は週に1日のみ。どちらかというと家庭を優先したい人のために導入された制度でした。この方法ならば直行直帰で営業に回り、急な子供の用事にも慌てずに対応することができます。私は迷わず、フレキシブル社員としてアドバで社会復帰することを決めました。
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| ある日の夕方、今から営業に向かうというお客様から連絡が入りました。 『今日のアポイントを18時に変更してもらえませんか?』 私は戸惑いました。なぜなら、18時は子どもたちを保育園に迎えに行かなければならない時間。でも、やっとのことでアポイントが取れたお客様だったので、安易にノーとは言いたくない…と同時に、子どもたちの顔が浮かびます。苦渋の選択の末、私は子どもたちに負担をかけることを承知で、お客様のアポイントを18時に変更しました。最後は、営業としての使命感が私にそうさせたのです。 |
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商談が終わり、いつもより遅れて保育園に駆けつけると、子どもたちは不安でいっぱいの表情。あとで聞いたら『もうお母さんは迎えに来ないんじゃないか…』と思っていたようです。仕事を続ければ続けるほど、ついどっぷりとハマってしまう。私の生き方は母親として正しいのだろうか…そんな心の迷いを見透かすように、当時5歳だった長男が書いてくれた手紙があります。 『なみ、がんばた(奈美、頑張った!)』 |
| 保育園で私を待つ時間に書いてくれた手紙です。このひと言に込められたメッセージに、私は何度も何度も救われてきました。この手紙を見ると"ごめんね"と"ありがとう"と"がんばろう"が溢れてくる。今でも、私の支えになっています。 |
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その後、私は3人目の子供を妊娠。2度目の退職をしました。そしてその末っ子に手がかからなくなった最近、また働きたいと考えるようになったのです。 "仕事と家庭、どちらを優先するべきか"簡単には答えの出ない問いかけだと思います。私自身も、『子供のことが一番だからこそ、頑張っている姿を見せ続けることも、親の役目なのではないだろうか…』そう割り切れるようになるまでには時間がかかりました。私が常々自分に言い聞かせてきたのは、その選択は自分のワガママだけで選ぶべきではないということ。どちらを選ぶ場合でも、自分を支えてくれるもう一方の選択肢にも理解をしてもらい、そのことへの感謝だけは忘れないように心がけています。そういう意味で、理解のある子供たちと会社に恵まれている私は、とても幸せ者なんですよね。 |
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